子育てが思うようにいかず、自分はダメな親だと思うとき…。

保育を思うように進めることができず、自分の保育力量に自信を失ったり、担当している子どもに申し訳ないと思ったり、

一緒に保育をしている同僚や先輩に負担をかけてごめんなさいと謝りたくなるとき…。

誰にでもあることですね。

立派な親か、そうでないのかがいつも問われ、保育が厳しい採点の目で点検される。競争原理が私たちにまとわりついている今日の社会では、この苦しさが何倍にも大きくなります。苦しいとき、私たちは孤独の中にいます。

親としての個性はそれぞれ違うし、保育者としての持ち味も一人ひとり違います。けれども、子どもたちの今と未来が幸せな笑顔で輝くようにという願いを、みんな持っています。その原点を理解し合ったときこそ、私たちは孤独の苦しさを抜け出すことができるのではないでしょうか。

笑顔は希望。笑顔は力です。私たちが笑顔になることによって、子どもたちの輝く未来を創り出す次の一歩を踏み出していきましょう。

（神田英雄／第14回集会要綱より抜粋）